2013年10月16日
第4回IT Forum 「地方自治体組織における危機管理」 ビッグデータ時代の情報セキュリティ戦略
開催趣旨
今後、地方自治体では、クラウドサービスやビッグデータ活用、モバイル端末の浸透を受けて、扱うデータ量が飛躍的な増大が予測される。一方、組織のシステムの脆弱性をついて、執拗かつ継続的に攻撃し、組織の重要な情報を搾取する標的型サイバー攻撃は、日々巧妙化が進み従来型のセキュリティ対策では検知・対応が困難なレベルまで進化を遂げている。これにより、特に機密性の高い情報を扱う地方自治体の抱えるセキュリティリスクは、日々加速的に増大している。
本フォーラムでは、株式会社公共イノベーション代表取締役/IT戦略本部・新戦略推進専門調査会電子行政分科会構成員/佐賀県特別顧問/大阪市特別参与の川島 宏一 氏、RSAコンファレンスプログラム議長のHugh Thompson氏、AITコンサルティング代表取締役 / 元情報セキュリティ政策会議 基本計画検討委員会委員/経済産業省 産業構造審議会情報経済分科会 人材育成ワーキンググループ委員長の有賀 貞一 氏など日米のICTおよび情報セキュリティの専門家をお招きし、自治体・官公庁等を対象としたIT脅威の現状と課題、それらの組織が取るべきビッグデータ時代に適合したセキュリティ対策にについて議論します。
期日 | 2013年11月15日(金) 10:00-13:00 |
会場 | トラストシティカンファレンス・丸の内 「Room 2」 〒100-0005 東京都千代田区丸の内1-8-1 丸の内トラストタワーN館3階 TEL 03-6212-5211 会場詳細はこちら:http://www.tcc-kaigishitsu.com/tcc-m/access.html |
主催 | IT Forum & Roundtable事務局 (株式会社経済産業新報社/株式会社ジェイスピン) |
後援 | 経済産業省 情報セキュリティ政策会議 |
協力 | ブルーコートシステムズ合同会社 |
出席予定 | 35- 45名程度(地方自治体組織 情報政策、情報システム担当者など) |
募集人数 | 50名 |
募集期間 | 11月14日17時まで |
入場 | 無料 |
第4回IT Forum プログラム
TIME | ||
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09:30 | 受付開始 | |
10:00 | ~開会挨拶~ 趣旨の説明 | IT Forum & Roundtable マネージングディレクタ 高橋成知 |
10:05 - 10:45 | 講演①:求められる包括的視座:オープンデータ、プライバシー及びセキュリティ | 株式会社公共イノベーション代表取締役/ IT戦略本部・新戦略推進専門調査会電子行政分科会構成員/佐賀県特別顧問/大阪市特別参与 川島 宏一 氏 |
10:45 - 11:25 | 講演②:Freedom (自由度):セキュリティを再考する | RSA Conferenceプログラム議長 米ブルーコートシステムズ最高セキュリティ戦略責任者 Hugh Thompson(ヒュー・トンプソン)氏 |
11:25 - 12:05 | 講演③:事故発生が常識化する時代の、セキュアなシステム企画・構築・運用 | AITコンサルティング代表取締役 / 元情報セキュリティ政策会議 基本計画検討委員会委員/経済産業省 産業構造審議会情報経済分科会 人材育成ワーキンググループ委員長 有賀 貞一 氏 |
12:05 - 12:35 | フォーラム総括&質疑応答 | 全登壇者 *モデレーター 日本危機管理学会名誉会長、行政内部統制評価機構理事長 髙梨 智弘氏 |
12:35 | 閉会挨拶 | 主催者 |
12:35 - 12:55 | 名刺交換会 | |
13:00 | 終了 |
登壇者
講演時間 | 10:05 - 10:45 | |
川島 宏一 氏
株式会社公共イノベーション代表取締役
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講演内容 | 求められる包括的視座 オープンデータ、プライバシー及びセキュリティ | |
講演概要 | 新たな成長戦略や世界最先端IT国家創造宣言において「オープンデータ政策」は1丁目1番地政策として取り上げられている。 また、国は、オープンデータ政策とプライバシー保護政策とのコンフリクト解消の視点から、パーソナルデータに関する検討会を発足し検討が進められている。 一方、増大するサーバー空間上のリスクに対応するために「サイバーセキュリティ戦略」も公開された。しかし、どこまでコンテンツを出せるのかという問題と、どうやってサイバー空間上の漏洩や侵入を防ぐのかという問題は、リスク管理の視点から統一的な視座のもとで捉えられるべきである。電子行政実務の第一人者が、いま日本のIT戦略全体の中で強化すべき包括的な視点について解説する。 |
講演時間 | 10:45 - 11:25 | |
Hugh Thompson(ヒュー・トンプソン)氏RSAコンファレンスプログラム議長
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講演内容 | Freedom (自由度) セキュリティを再考する | |
講演概要 | 統計学では、「Freedom」 つまり「自由度」とは結果に影響を及ぼすことなく変えることができる方程式の変数です。 例えば、配送用トラックを何色にするかは自由度が大きいけれど、雨よけをつけるかどうかはそうではありません。私たちはセキュリティのどの変数が重要で、どの変数を自由に変えてよいか―Dropboxかデスクトップのアンチウィルスか?―を見極めようとしています。 本セッションでは、数学やその他の分野からなにを学ぶことができるか、情報セキュリティの自由度をいかにして見定め、活用することができるかを論証していきます。 |
講演時間 | 10:05 - 10:45 | |
有賀貞一氏
AITコンサルティング代表取締役
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講演内容 | 事故発生が常識化する時代の、セキュアなシステム企画・構築・運用 | |
講演概要 | 情報セキュリティに関する事案が多発しており、事故や攻撃・侵略の被害報告は日常化しつつあります。いわば「事故発生常識社会」となってきました。 クラウドの利用進展や、スマートフォンをはじめとする個人デバイスのBYODなどにより、システムの構築、運用そのものに対する考え方も大きく変わってきています。 このような時代においては、システム構築、運用に携わる、すべての関係者が「いかにセキュアなシステムを企画・構築し運用していくのか」を考慮する必要があります。システムライフサイクルの一部ではなく全フェーズにおいて、情報セキュリティを強固にするための取組みが求められます。 自治体においては、システム企画者と開発者と運用者が別であったり、十分な連携が取れない、専門家が身近にいないといったことが多々見受けられます。 事故被害を最小にとどめるためには、システム企画・設計・構築・運用においてどのような対策が必要か、どのような人材が必要かといった点に関して解説します。 |
モデレーター
髙梨 智弘氏日本危機管理学会名誉会長
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T&Tパートナーズ会長、公認会計士、株式会社日本総合研究所フェロー 新潟大学大学院技術経営研究科特任教授、杏林大学総合政策学部非常勤講師 文部科学省独立行政法人日本学術振興会評価委員、NPO法人日本ナレッジ・マネジメント協会 副理事長、NPO法人内部統制評価機構 専務長、NPO法人ITコーディネータ協会 理事、NPO法人セント・ジョン・アンビュランス・ジャッパン協会 理事、ICG国際コンサルタンツグループ 会長、日本危機管理学会 名誉会長、日本経営品質学会 理事、行政内部統制評価機構理事長 |