IoTイニシアティブ2015「IoT実践による次世代ビジネスイノベーションの創出と、成功のポイント」

IoTイニシアティブ2015「IoT実践による次世代ビジネスイノベーションの創出と、成功のポイント」

開催趣旨

昨今、IoT(モノのインターネット)、またはこれをキーワードとするテーマは、将来に社会全体に大きな影響をもたらすものとして、産業界および経済界の大きな注目を集めている。IoTは、今やインターネットの登場以来、もっともインパクトのある話題の一つとなった。

IoTの市場は世界規模で拡大し、現時点で世界で150億のデバイスがもうすでにインターネットに接続され、2020年までには500億台規模(市場規模:2.3兆ドル)に拡大することが予測されている。ドイツ政府は、技術政策として「インダストリー4.0」を推進し、また米GEはクラウドサービスを軸とするプラットフォーム「Predix」をデファクト化することを計画するなど、経済合理性の高い活用方法や標準化の動きが活発化してきた。

一方、国内IoT市場を見ると、その市場規模は、2019年には16.4兆円規模に達すると予測され、日本企業におけるIoT(Internet of Things=モノのインターネット)を活用した新規事業・新サービスへの取り組みは、加速的な広がりを見せている。日本政府は、2015年6月、急速に進展するモノのインターネット(IoT)や人工知能などによるデジタル化への変化を踏まえ、2020年までに世界最高水準のIT活用社会の実現と、成果の国際展開を目標としたIT戦略の基本方針となる「世界最先端IT国家創造宣言」の改訂版を閣議決定した。今後IoTは、我国の製造業などの企業の国際競争力向上の施策として、また、電気料金の高騰、肥大する医療費、公共施設の老朽化、農業の効率化、自然災害対策など、我が国が抱える多くの課題に対するソリューションとしてますます活用されることが予想される。

IoTイニシアティブ2015では、「IoT実践による次世代ビジネスイノベーションの創出と、成功のポイント」と題したシンポジウムを開催し、我が国の官民の専門家をお招きし議論する。

お問い合わせ

IoTイニシアティブ2015実行委員会事務局
IT Forum & Roundtable事務局 [担当]清水・神谷
Tel:03-5269-1038 Fax:03-5269-1039
e-mail:info@itforum-roundtable.com


開催概要

日時 平成27年12月4日(金)
シンポジウム:13:00-18:00
懇親会:18:00~19:30
場所 泉ガーデンギャラリー B1  http://www.bellesalle.co.jp/room/izumig_gallery/
主催 IT Forum & Roundtable事務局(株式会社経済産業新報社/株式会社ジェイスピン)
共催 独立行政法人 情報処理推進機構 (IPA)
参加対象者 250名程度
企業上級情報システム担当、経営陣、経営企画部門意思決定者、経営戦略部門意思決定者、新規事業立案部門意思決定者、開発部門意思決定者、その他経営関連者
報道関係各社 ビジネス紙・誌、業界・産業紙・誌、IT関連メディア各社(雑誌、新聞、Web)
後援
  • 経済産業省
  • 一般社団法人 組込みシステム技術協会
  • 一般社団法人組込みイノベーション協議会
  • YRP研究開発推進協会
  • 国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)
  • 国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)
  • インターネットITS協議会
  • 特定非営利活動法人 ビジネスシステムイニシアティブ協会(BSIA)
  • 日本イノベーション融合学会
  • 一般社団法人 情報通信技術委員会(TTC)
  • 一般社団法人オープンイノベーション促進協議会(toJOIN)
参加申し込み受付期間

IoTイニシアティブ2015のお申込みは、
11月30日18時をもちまして締め切らせていただきました。


オフィシャルパートナー


協力企業


IoTイニシアティブ2015 プログラム

13:00 ~開会挨拶~ ITラウンドテーブル趣旨の説明

IT Forum & Roundtableマネージングディレクター/経済産業新報社 高橋 成知

13:05 ~ 13:25 特別講演

河村 建夫 氏(衆議院議員/組込みIOTイノベーション議員連盟 会長)
講演タイトル:「これからの組込みシステム関連産業のあり方」

13:25 ~ 14:05 特別講演

坂村 健 氏 (東京大学大学院 情報学環教授 工学博士)
講演タイトル:「オープンIoT(Internet of Things)の時代」

14:05 ~ 14:50 プレミアムプレゼンテーション

平尾 憲映 氏 (Planetway Corporation CEO)
講演タイトル:「IoT時代を加速させるグローバルスタートアップの存在価値」

14:50 ~ 15:20

休憩

15:20 ~ 16:00 プレミアムプレゼンテーション

白坂 成功 氏 (慶応義塾大学大学院 SDM研究科准教授)
講演タイトル:「IoTシステムデザインアプローチ ~いかにしてIoTシステムをデザインするか~」

16:00 ~ 16:30 プレミアムプレゼンテーション

前田 泰宏 氏(経済産業省 大臣官房審議官【商務情報政策局担当】)

16:30 ~ 18:00 パネルディスカッション「IoTの実践と成功のポイント」

モデレーター: 松本 隆明 氏 (IPA技術本部ソフトウェア高信頼化センター 所長)
パネリスト:①栗原 潤一 氏(株式会社ミサワ総合研究所 取締役)、②村山 浩之 氏(株式会社デンソー 技監)、③小佐野 豪績 氏(ヤマト運輸株式会社 執行役員中国支社長)、④竹林 一 氏(オムロン株式会社 CTO付オープンイノベーション担当)

18: 00 閉会挨拶

藤江 一正 (独立行政法人 情報処理推進機構【IPA】 理事長)

18: 00 ~ 19:30 懇親会

特別講演

河村 建夫 氏

河村 建夫 氏

田中龍夫元文相に私淑し、衆院初当選以来文教畑に打ち込む、教育改革には一家言を持つ。自由民主党内有数の文教通。山口県議会議員に連続四期当選し、草の根民主主義の啓発に努めたことから民情に通じる。派手なパフォーマンスは得意ではないが、明るく誠実な人柄でいささかも偉ぶるところがなく、各界各層に幅広い人脈を誇る。議員立法に情熱を燃やし、政策の立案、研究で寝食を忘れることもしばしば。その面では関係省庁の官僚からも一目置かれる存在。小泉内閣では文部科学大臣、麻生内閣では内閣官房長官を歴任。

講演タイトル:「これからの組込みシステム関連産業のあり方」

これからのIoT社会において、組込みシステムの役割はますます重要になる。このため、まずは我が国の組込みシステム関連産業の実態を調査・把握し、産業競争力強化のための戦略を策定することを提言する。この戦略に沿って、産学官連携の下、研究開発、セキュリティ対策、標準化、人材育成等の取組みが進むことを期待する。


坂村 健 氏

坂村 健 氏

1951年東京生まれ。東京大学大学院情報学環教授、ユビキタス情報社会基盤研究センター長、工学博士。1984年からオープンなコンピュータアーキテクチャTRONを構築。TRONは携帯電話の電波制御をはじめとして家電製品、オーディオ機器、デジタルカメラ、FAX、車のエンジン制御、ロケット、宇宙機の制御など世界中で多く使われている。現在、いつでも、どこでも、誰もが情報を扱えるユビキタス・ネットワーキング社会実現のための研究を推進している。2002年1月よりYRPユビキタス・ネットワーキング研究所長を兼任。2015年 ITU(国際電気通信連合)創設150周年を記念して、情報通信のイノベーション、促進、発展を通じて、世界中の人々の生活向上に多大な功績のあった世界の6人の中の一人として選ばれる。IEEEフェロー、ゴールデンコアメンバー。2002年総務大臣賞受賞、2003年紫綬褒章、2006年日本学士院賞受賞。著書に『ユビキタスとは何か』、『変われる国、日本へ』、『不完全な時代』、『毛沢東の赤ワイン』、『コンピューターがネットと出会ったら』など多数。

講演タイトル:「オープンIoT(Internet of Things)の時代」

IoT(Internet of Things)――ネットワークに様々な機器がつながり、それらが協調して現実世界が最適制御される――が普及の本番を迎えようとしている。民間だけでなく、世界各国が国家的なプロジェクトとして取り組んでいる。あらゆる分野、産業において新たなイノベーションをもたらすオープンIoTの可能性と課題について述べる


プレミアムプレゼンテーション

平尾 憲映 氏

平尾 憲映 氏

2006-08年、ハリウッド映画およびゲーム機向けのコンテンツ制作会社 PearUp Mediaの創設に従事。2008年カリフォルニア州立大学ノースリッジ校 マーケティング学部卒業後、ソフトバンクモバイル(株)に入社し、マーチャンダイジング部門に配属。800名超の携帯販売コンテストにおいて優勝。同年社内Awardを2つ受賞。2010年6月より事業推進部門にて、パートナーシップ(MVNO)契約締結を望む企業の事務局担当や農業IoT事業等の新規事業創設に従事。2011年後半-14年迄、次世代半導体(スマホ、太陽光、IoT等)の技術ベンチャー創設に社長補佐として従事(出資金:6億円)。2014年1月に、会社清算を経験する。2014年2月から、サーコム・ジャパン(株)へ事業開発マネージャーとして就任し、主にのIoT分野の数億円規模の新規事業開発を担当。2015年1月からは、(株)ワイヤレスゲート新事業イノベーション室 室長へ就任し、IoT向け新規事業開発に従事。

講演タイトル:「IoT時代を加速させるグローバルスタートアップの存在価値」

BUZZから常識となりつつあるIoT/IoE/WoT社会において、グローバルに産官学を繋ぐ、スタートアップの可能性において、実際のケースとしてエストニアや日本を巻き込みながら新たな価値を生み出そうとする活動について


白坂 成功 氏

白坂 成功 氏

1994年,東京大学大学院工学系研究科航空宇宙工学修士課程修了後、三菱電機にて15年間、宇宙開発に従事。「おりひめ・ひこぼし」プロジェクト後、「こうのとり」(HTV:H-II Transfer Vehicle)の開発に従事。初期設計から初号期の運用終了、2号機の開発までをおこなう。途中、ドイツの衛星開発企業に駐在し、欧州宇宙機関向けの開発を実施。日本版GPS「みちびき」プロジェクトでは、初期のシステムデザイン及び開発マネジメントを実施。その後、慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科後期博士課程修了。同大学院にて博士号(システムエンジニアリング学)を取得。2008年 4月より慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科非常勤。准教授を経て,2010 年より同准教授。現在に至る。2015年9月に内閣府革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)のプログラムマネジャーとして選定され、現在、プログラム計画の作り込みを実施中。方法論の構築を専門とし、大規模複雑・高信頼性システムから、イノベーティブなビジネスの創出システムにいたるまで、幅広い方法論の構築をおこなっている。

講演タイトル:「IoTシステムデザインアプローチ ~いかにしてIoTシステムをデザインするか~」

新たな産業の担い手として、IoTが大きく期待されている。一方で、IoTを使った新たなシステムの創出は試行錯誤的に行われていることが多い。価値のあるIoTシステムをより効率的にデザインするためのアプローチについて、その特徴の活かし方、難しさのポイント、工夫とともに紹介する。


前田 泰宏 氏

前田 泰宏 氏

経済産業省 大臣官房審議官(商務情報政策局担当)

昭和39年兵庫県生まれ。 昭和63年3月東京大学法学部卒、 昭和63年4月通商産業省(現 経済産業省)入省、 平成5年7月資源エネルギー庁公益事業部計画課(法規班長)、 平成8年5月大臣官房総務課 課長補佐、 平成9年7月大臣官房政策評価広報課 課長補佐、 平成10年6月資源エネルギー庁公益事業部業務課 課長補佐、 平成11年6月機械情報産業局電子政策課 課長補佐、 平成13年1月商務情報政策局情報政策課 課長補佐、 平成14年7月大臣官房企画課 課長補佐、 平成15年6月大臣官房政策評価広報課 課長補佐、 平成16年6月製造産業局 政策企画官、 平成17年1月(併)製造産業局ものづくり政策審議室長、 平成17年8月製造産業局素形材産業室長、 平成19年7月商務情報政策局文化情報関連産業課長、 平成20年7月商務情報政策局情報経済課長、 平成21年9月内閣府特命担当大臣(行政刷新)公務員制度改革担当大臣参事官、 平成22年1月内閣府特命担当大臣(行政刷新)公務員制度改革担当大臣国家戦略担当大臣参事官、 平成22年6月内閣官房長官秘書官、 平成23年1月商務情報政策局サービス政策課長、 平成24年8月製造産業局自動車課長、 平成26年7月大臣官房政策評価広報課長、 平成27年7月大臣官房審議官(商務情報政策局担当)


パネルディスカッション(パネリスト)

栗原 潤一 氏

栗原 潤一 氏

1952年生まれ、1978年ミサワホーム株式会社 入社、2003年宇都宮大学大学院 博士後期課程エネルギー環境科学専攻 修了、2013年㈱ミサワホーム総合研究所取締役副所長 現在に至る 主に、住宅の省エネルギー性能向上、自然エネルギー利用、住宅用太陽光発電システム、「ゼロ・エネルギー住宅」の開発に従事、空気調和・衛生工学会 SHASE技術フェロー」


村山 浩之 氏

村山 浩之 氏

1980年 日本電装(株)(現(株)デンソー)に入社。幅広く電子システムの技術企画・研究開発・製品設計に従事した後、1996年 プロジェクトを立ち上げ、車載ソフトウェアの改革活動を開始。以後一貫して、車載の電子システムやソフトウェアを中心に、全社横断活動や自動車業界における標準化活動を推進。2001年 ソフトウェア基盤開発室室長、2008年 電子プラットフォーム開発部部長、2008年 常務役員を経て、2012年 技監に就任、現在に至る。


小佐野 豪績 氏

小佐野 豪績 氏

1988年にヤマト運輸に入社後、宅急便の現場経験を活かしヤマト運輸の基幹システムの開発や経営情報システムなど、多くの全社プロジェクトに参画し、ヤマト運輸のITを推進させた。2005年よりグループ会社2社の社長を経て、2010年よりヤマトホールディングスにて経営戦略及びCIO(IT戦略担当役員)として全社戦略の立案に従事、「CIOオブ・ザ・イヤー2012」受賞。


竹林 一 氏

竹林 一 氏

立石電機(現オムロン)入社後、パスネット等鉄道向け大型システムのPM、新規事業開発部長、オムロンソフトウェア株式会社代表取締役社長、オムロン直方代表取締役社長、ドコモ・ヘルスケア代表取締役社長を経て、オムロンCTO付きオープンイノベーション担当。世の中にない新しい社会システムを構築する事、PMの目を輝かせる事を自らの使命とする。プロジェクトマネージメント、ビジネスモデルマーケティングを専門領域として政府の各種委員等も務める。


パネルディスカッション(モデレーター)

松本 隆明氏

松本 隆明 氏

独立行政法人情報処理推進機構
IPA技術本部ソフトウェア高信頼化センター 所長

1978 年東京工業大学大学院修士課程修了。同年日本電信電話公社(現NTT)に入社、オペレーティング・システムの研究開発、大規模公共システムへの導入SE、キャリア共通調達仕様の開発・標準化、情報セキュリティ技術の研究開発に従事。2002年に株式会社NTT データに移り、2003 年より技術開発本部本部長。2007 年NTT データ先端技術株式会社常務取締役。2012 年7 月より独立行政法人情報処理推進機構(IPA)技術本部ソフトウェア高信頼化センター(SEC)所長。博士(工学)。


お問い合わせ

IoTイニシアティブ2015実行委員会事務局
IT Forum & Roundtable事務局 [担当]清水・神谷
Tel:03-5269-1038 Fax:03-5269-1039
e-mail:info@itforum-roundtable.com