
IoTイニシアティブ2016 「IoT・AI・ビッグデータがもたらす破壊的イノベーションとビジネス革新」
開催趣旨
IoT、ビッグデータ、AI(人工知能)は、将来に社会全体に大きな影響をもたらすものとして、産業界および経済界の大きな注目を集めている。 IoTの市場は、日本・海外問わず世界規模で拡大し、2020年までには500億台規模(市場規模:2.3兆ドル)に拡大することが予測される。 様々なIoT機器が構成する巨大ネットワークは、大量のデータ「ビッグデータ」を発生させ、これらのビッグデータは、人工知能によって解析され、 価値の高いデータに変換されることで、産業構造の変革、スマート社会の構築、新たなイノベーションの実現を牽引することが期待されている。
企業においては、従来からある構造化データは勿論のこと、 ソーシャルメディアに集まる非構造化データなどの膨大かつ多種多様なデータをいかに効率的に収集・蓄積し、解析、予測するかが、 企業の競争力強化、経営者の意思決定の精度向上など、企業の命運を左右する重要な鍵となっている。
日本政府が2015平成27年6月30日閣議決定した「日本再興戦略」改訂版では、IoT、ビッグデータ、 人工知能による産業構造・就業構造変革の検討が主要施策の一つとして掲げられ、「第5期科学技術基本計画」 (平成28年1月25日閣議決定)においても、「「超スマート社会」の実現に向けた共通基盤技術や人材の強化」として、AI等の重点的な取り組みを明確すると共に、 関係府省・機関の連携による研究開発を推進することを決定した。今後IoT、ビッグデータ、AI(人工知能)は、 我国の製造業などの企業の国際競争力向上の施策として、また、電気料金の高騰、肥大する医療費、公共施設の老朽化、農業の効率化、自然災害対策など、 我が国が抱える多くの課題に対するソリューションとしてますます活用されることが予想される。
IoTイニシアティブ2016では、「IoT・AI・ビッグデータがもたらす破壊的イノベーションとビジネス革新」と題したシンポジウムを開催し、 海外および我が国の専門家をお招きし議論する。
お問い合わせ
IoTイニシアティブ2016実行委員会事務局
IT Forum & Roundtable事務局 [担当]清水・神谷
Tel:03-5269-1038 Fax:03-5269-1039
e-mail:info@itforum-roundtable.com
開催概要
日時 | 平成28年11月4日(金) ◆シンポジウム:13:00~18:00 ◆レセプション(懇親会):18:00~19:30 |
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場所 | ソラシティカンファレンスセンター 2F「sola city Hall」 http://solacity.jp/cc/index.html |
主催 | 株式会社経済産業新報社 |
共催 | 独立行政法人 情報処理推進機構(IPA) |
企画・運営 | IT Forum & Roundtable事務局(株式会社ジェイスピン) |
参加対象者 | 300名程度 企業上級情報システム担当、経営陣、経営企画部門意思決定者、経営戦略部門意思決定者、新規事業立案部門意思決定者、開発部門意思決定者、その他経営関連者 |
参加費 | 無料 |
報道関係各社 | ビジネス紙・誌、業界・産業紙・誌、IT関連メディア各社(雑誌、新聞、Web) |
後援 | ■ Object Management Group® (OMG) ■ Industrial Internet Consortium (IIC) ■ 経済産業省 ■ 一般財団法人関西情報センター(KIIS) ■一般社団法人 行政情報システム研究所(IAIS) ■ 国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT) ■ 組込みシステム産業振興機構(ESIP) ■ 車載組込みシステムフォーラム(ASIF)■ 一般社団法人 日本情報システム・ユーザー協会(JUAS) ■ 国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)■ インターネットITS協議会 ■ 一般社団法人 組込みシステム技術協会 ■一般社団法人 組込みイノベーション協議会(ESIC) ■ YRP研究開発推進協会 ■ 一般社団法人 情報通信技術委員会(TTC) ■特定非営利活動法人ビジネスシステムイニシアティブ協会(BSIA) ■ 日本イノベーション融合学会 |
参加申し込みについて |
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オフィシャルパートナー
IoTイニシアティブ2016 プログラム
13:00 | ~開会挨拶~ IoTイニシアティブ2016趣旨の説明 |
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高橋 成知(IT Forum & Roundtableマネージングディレクター/経済産業新報社) |
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13:05 ~ 13:45 | 特別講演 |
Richard Mark Soley 氏(Industrial Internet Consortium (IIC) エクゼクティブディレクター) |
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13:45 ~ 14:15 | 特別講演 |
吉本 豊 氏(経済産業省 商務情報政策統括調整官) |
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14:15 ~ 14:55 | プレミアムプレゼンテーション |
講演者: |
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14:55 ~ 15:25 | プレミアムプレゼンテーション |
株式会社NTTデータ エンタープライズ・アプリケーション・サービス |
15:25 ~ 15:40 | 休憩 |
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15:40 ~ 16:10 | 特別講演 |
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西田 佳史 氏(国立研究開発法人産業技術総合研究所 人工知能研究センター 首席研究員) |
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16:10 ~ 16:40 | プレミアムプレゼンテーション |
本間 清定 氏(株式会社セゾン情報システムズ HULFT事業部 副事業部長) |
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16:40 ~ 18:00 | パネルディスカッション |
パネリスト:① 平藤 雅之 氏(国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 北海道農業研究センター芽室研究拠点 大規模畑作研究領域 領域長 教授)、② Richard Mark Soley 氏(Industrial Internet Consortium (IIC) エグゼクティブディレクター)、③ 高田 巖 氏(株式会社LIXIL Technology Research本部 システム技術研究所 住生活Algorithm研究G グループリーダー)、④ 藍原 雅一 氏(自治医科大学地域医療学センター地域医療情報学部門 講師) |
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18:00 | 閉会挨拶 (主催者) |
18:00 ~ 19:30 | レセプション(懇親会) |
特別講演

Richard Mark Soley 氏
Industrial Internet Consortium (IIC) エクゼクティブディレクター
・オブジェクトマネージメントグループ(GMO)会長兼CEO
世界最大のソフトウェア標準化コンソーシアムであるOMGの総責任者
・インダストリアルインターネットコンソーシアム(IIC)CEO
・1989年OMG設立以来、1997年に会長に就任するまで、副会長兼技術部長としてCORBAおよびUMLの採択に主導的な役割を発揮。
次世代アーキテクチャMDA(Model Driven Architecture)を纏めた。
・2015年インダストリアルインターネットコンソーシアム(IIC)CEOに就任。
・日本OMG設立メンバー
講演タイトル:「IoTのスタンダードと成功事例:私たちが学んできたこと」
インダストリアル・インターネット・コンソーシアム(IIC)は、「IoTが主要なインダストリアル市場を劇的に変革する」という前提の下、 インダストリアル環境におけるInternet of Things(IoT)の普及促進を目的に、2014年3月に設立されました。 IoTによる変革は、マイニング、物流、農業、水産業、スマートシティ、緊急事態対応、発電、流通を含むその他多くのインダストリアル市場で、既に始まっています。 IICは、独自のテストベッドを構築・提供し、様々なIoTプロジェクトを推進しています。 また、IIC加盟各社は、IoT普及がもたらす混乱を指をくわえて見ているのではなく、 各々が所属する業界での変革を促しています。オブジェクト・マネジメント・グループ(OMG)などの主要な標準化機関は、 IICおよびその他のテストベッドの初期の成果を要件に応じて使いながら、課題に対して、最先端のセマンティック標準を適用しています。
本特別講演では、OMGの委員長兼CEOでありIICのエグゼクティブディレクターでもあるRichard Soley博士が、 そのプロセスと初期の成果について、またシステムエンジニアリングおよびセマンティック標準化がその過程で持ちあがった課題をどのようにして解決するかについて講演する

吉本 豊 氏
経済産業省 商務情報政策統括調整官
講演タイトル:「IoTとAIの融合による新たなビジネスモデルへの挑戦」

西田 佳史 氏
国立研究開発法人産業技術総合研究所 人工知能研究センター 首席研究員
講演タイトル:「繋げるAIによる生活機能レジリエント社会の構築」
生活者の心身や認知機能の変化に対して、安全性を確保してくれたり、 高度な社会参加を回復してくれる生活機能レジリエント社会が求められている。 最近発展している人工知能技術が、これらの問題解決に新たなアプローチを提供できる可能性を持っている。 本講演では、我々の日常生活を取り巻く課題解決に、 人工知能技術やそれを支えるビッグデータ技術やセンシング技術(IoT技術)がどのように役立つかの事例を紹介する。 また、産業技術総合研究所で進めている実世界連結型スマートリビングラボ(Linked Living Lab)の構想を紹介する。
プレミアムプレゼンテーション

菊田 志向 氏
富士通株式会社 執行役員
富士通におけるITアウトソーシングサービスを開発して多くのお客様企業に提供し、グローバル展開やアシュアランスにも従事。2016年4月より現職にて、主にモビリティやものづくり、保守保全分野などを対象に、クラウド・IoT・AI・センサー技術を活用したプラットフォームを開発・提供して、お客様の新事業創出への貢献に取り組む。

須賀 高明 氏
富士通株式会社 ネットワークサービス事業本部 IoTビジネス推進室長
1987年富士通株式会社入社、 1987年同社にて民需向け通信機器の設計業務に従事、 2000年同社にてデータセンタインフラサービス事業に従事、 2010年同社にてM2Mサービスビジネスを立ち上げ、 2014年6月より現職でIoTネットワークビジネスの責任者
講演タイトル:「富士通のIoT戦略とIICにおける普及活動について」
富士通は、お客様のデジタル革新を実現するための重要な手段として、IoTを推進しています。その一貫として、IoTの国際普及団体であるIICにおいて、3年連続でのステアリングコミッティーのメンバーとして積極的に活動を行っています。本講演では、富士通の最新のIoT戦略と、IICでのテストベッドを中心とした普及活動について、ご紹介します。

青木 秀行 氏
株式会社NTTデータ エンタープライズ・アプリケーション・サービス 代表取締役
1987年電通国際情報サービス入社、サン・マイクロシステズ、SAP Japanを経て、 2001年Wipro Japan General Manager of Enterprise for Japan and China、 T-Systems(ドイツテレコムIT子会社)Sales VP for Japan and Korea VP、2009年よ り現職。
講演タイトル:「BOSCH工場見学レポート インダストリー4.0の実像」
2016年9月、数社の日系のお客様とドイツ HomburgにあるBOSCHの工場を見学して参りました。BOSCHが何を目指して改革をはじめたのか、実際今どこまでできていて、ど こを目指しているのかについて簡単にご報告をさせて頂きます。また、コンセプトではなく、実際に稼働しているラインを見学することができましたので、その報告も同 時にさせて頂きます。これからIoTに取り組もうとされる企業の方のご参考になれば幸いです。

本間 清定 氏
株式会社セゾン情報システムズ HULFT事業部 副事業部長
1983年日本IBM入社、一貫してソフトウェアの開発及びお客様サポート業務に従事。 現在はHULFT関連製品の製品開発部及びカスタマーサービス部を統括し、 日本のマネージド・ファイル・トランスファーにおいて第一位のシェアを持つ HULFT製品をグローバルに提供しサポートをしていく業務を担当。
講演タイトル:「IoTシステム構築における課題 ~データ連携の重要性~」
IoTによるデータの利活用が拡がりを見せる中、データの重要度についても関心が高まっています。 アプリケーション、デバイス、クラウドという全てのレイヤーにおいて横断的に データのやり取りが発生するため、IoTではデータの連携をいかに実現させるかが極めて重要な課題になっています。 本講演ではIoTシステム構築におけるデータ連携の重要性についてご紹介します。
パネルディスカッション

平藤 雅之 氏
国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 北海道農業研究センター芽室研究拠点 大規模畑作研究領域 領域長 教授
1983年東京大学農学系研究科・修士課程修了。博士(農学)。 農研機構・北海道農業総合研究センター・研究領域長。筑波大学大学院・生命環境科学研究科教授(併任)。 JST CREST「フィールドセンシング時系列データを主体とした農業ビッグデータの構築と新知見の発見」の研究代表者。 センサネットワーク(フィールドサーバ)の開発、センシング、生物複雑系、生物のモデリング、FABなどの研究に従事。 基礎研究、最先端のものづくり、高度なホビー、リゾートなどを融合させた「わくわくできる長寿社会型生活」(FabResort)を提案中。

Richard Mark Soley 氏
Industrial Internet Consortium (IIC) エクゼクティブディレクター
・オブジェクトマネージメントグループ(GMO)会長兼CEO
世界最大のソフトウェア標準化コンソーシアムであるOMGの総責任者
・インダストリアルインターネットコンソーシアム(IIC)CEO
・1989年OMG設立以来、1997年に会長に就任するまで、副会長兼技術部長としてCORBAおよびUMLの採択に主導的な役割を発揮。
次世代アーキテクチャMDA(Model Driven Architecture)を纏めた。
・2015年インダストリアルインターネットコンソーシアム(IIC)CEOに就任。
・日本OMG設立メンバー

高田 巖 氏
株式会社LIXIL Technology Research本部 システム技術研究所 住生活Algorithm研究G グループリーダー
トステム(現LIXIL)にて、電動雨戸シャッターなど各種電動建材の電装品開発・設計責任者を担当。2001年より未来住宅の研究・構想に着手。2009年より実験住宅にて建材、住宅設備機器やセンサーを連動させ生活価値(QOL)を高める研究を進め、実験住宅をベースにしたLIXIL U2-Home(2014年 千葉県野田市)、LIXIL U2-HomeⅡ(2016年 東京都江東区)を手掛ける。他にも東京大学「COMMAハウス」、LIXIL住研「CH12」「CH14」の建設に携わり「住生活の未来」に向けた研究・発表を続ける。

藍原 雅一 氏
自治医科大学地域医療学センター地域医療情報学部門 講師
1981年2月厚生労働省 (医務局、人事課、健康政策局等)、 2001年10月 群馬大学地域共同研究センター 共同研究員、 2001年12月 群馬大学医学部医学科 研究員 、 2002年11月 上武大学経営情報学部 助教授、 2004年4月 上武大学看護学部 教授、 2006年2月 社団法人日本医業経営コンサルタント協会 大学院大学設置計画準備室長、 2006年6月 熊本県立大学大学院アドミニストレーション研究科 非常勤講師、 2010年4月 自治医科大学地域医療学センター地域医療情報学部門 講師
パネルディスカッション(モデレーター)
松本 隆明 氏
独立行政法人情報処理推進機構
IPA技術本部ソフトウェア高信頼化センター 所長
1978 年東京工業大学大学院修士課程修了。同年日本電信電話公社(現NTT)に入社、オペレーティング・システムの研究開発、大規模公共システムへの導入SE、キャリア共通調達仕様の開発・標準化、情報セキュリティ技術の研究開発に従事。2002年に株式会社NTT データに移り、2003 年より技術開発本部本部長。2007 年NTT データ先端技術株式会社常務取締役。2012 年7 月より独立行政法人情報処理推進機構(IPA)技術本部ソフトウェア高信頼化センター(SEC)所長。博士(工学)。
お問い合わせ
IoTイニシアティブ2016実行委員会事務局
IT Forum & Roundtable事務局 [担当]清水・神谷
Tel:03-5269-1038 Fax:03-5269-1039
e-mail:info@itforum-roundtable.com