2013年11月25日

第4回IT Forum 「地方自治体組織における危機管理」ビッグデータ時代の情報セキュリティ戦略アフターレポート

地方自治体向け情報セキュリティ戦略で、第4回ITフォーラム開く

15日、「地方自治組織における危機管理～ビッグデータ時代の情報セキュリティ戦略」をテーマに、第４回IT　Forum（主催・ITForum & Roundtable事務局、協力・ブルーコートシステムズ合同会社）が東京・トラスティカンファレンス丸の内で開催された。
　地方自治体でもビッグデータ活用時代が始まり、その中で組織システムの脆弱性をつく、標的型サイバー攻撃が日々巧妙化してきており、旧来の検知・対応対策では困難なレベルにまで進化してきている。

　当日の講演テーマは、「求められる包括的視座：オープンデータ、プライバシー及びセキュリティ」について、元佐賀県CIO、㈱公共イノベーション代表取締役の川島宏一氏、「Freedom（自由度）：セキュリティを再考する」について、RSAカンファレンスプログラム議長のH・トンプソン氏、「事故発生が常識化する時代の、セキュアなシステム企画・構築・運用」について、元CSK副社長で政府の情報経済分科会の委員を務める有賀貞一氏がそれぞれ講演を行った。
フォーラムでは、オープンデータ政策とサイバーリスク、個人情報と情報セリュティ対策基準の改訂が必要な時期、情報セキュリティの変数としての自由度の活用、統計分析によるリスクモデルの重要性が打ち出された。
また、「事故発生常識社会」を前提とする、情報システムの上流・企画・構築・運用に至る全プロセスの組織としての能動的な取り組み、セキュアSLCPの必要性などが議論された。
　モデレータは元日本総研理事で、新潟大学大学院特任教授である高梨智弘氏が務めた。