
2015年12月25日
IoT実践による次世代ビジネスイノベーションの創出へ「IoTイニシアティブ2015 開催」
新しい産業社会に多大なインパクトをもたらすキーワードとしてIoT(モノのインターネット)が注目される中、12月4日、東京・六本木泉ガーデンギャラリーで、「IoTイニシアティブ2015」(主催・経済産業新報社/(株)ジェイスピン、共催・独立行政法人情報処理推進機構【IPA】)、後援・経済産業省【METI】他)が「IoT実践による次世代ビジネスイノベーションの創出と成功のポイント」をテーマに開催された。
今回のイニシアティブでは、第1部の特別講演に昨年4月に発足した組込みIoTイノベーション議員連盟会長で、元官房長官を務めた河村建夫衆議院議員が「これから組込みシステム関連産業のあり方」について、初めて自論を披露した。また、この分野の日本の第1人者、東京大学大学院情報学環教授でユビキタス情報社会基盤研究センター長の坂村健氏(工学博士)が「オープンIoTの時代」について特別講演を行った。


プレミアムプレゼンテーションでは、世界最先端のIT国家、エストニアと連携をしているベンチャー企業、Planetway Japan代表取締役CEOの平尾憲映氏がIoTにおいて重要な3本の柱を紹介し、日本におけるIoTの課題を提示した。また、元エストニア共和国 経済通信省 局次長氏も登壇し、平尾氏とミニセッションを展開、エストニアの国民IDのデモなどを行った。




次に、慶応義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科の白坂成功准教授と経産省の前田泰宏大臣官房審議官(商務情報政策局担当)の講演が行われた。


その後、IPAの松本隆明SEC(ソフトウェア高信頼化センター)所長がモデレータとなり、栗原潤一ミサワホーム総合研究所副所長、村山浩之デンソー技監、小佐野豪積ヤマト運輸執行役員、竹林一オムロンCTO付オープンイノベション担当の計5名によるパネルディスカッションが行われた。






IoT時代には、政府と民間、企業間のデータ連携が重要であり、より人と人がつながり、新しいサービスが展開できるなど、IoT実践の具体的なアイデアなどが展開された。